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有閑主腐えみりんがツレヅレなるままに好きなことを語ります。


by emmylinn0514
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カテゴリ:小説( 2 )

クリストファー・プリースト『奇術師』読んだ。
おもしろかった。
20世紀初頭のロンドンと現在のロンドンをつないで語られる話、SF的がジェット、幻想的設定。
これは、数少ない佐藤亜紀と同じジャンルの小説かもね、と思いながら読みました。
しかしそう思えば思うほど、佐藤亜紀の卓越した技巧に思いが寄ってしまいました。
面白かったけど、何度も読み返すような味わいは無い。
でも、おもしろかったんだけど。特にビジュアルな要素は強いので、今週から映画化されて公開されているそうですが、上手くいけば大変オモシロい映画になるでしょう。
by emmylinn0514 | 2007-06-21 13:54 | 小説
NHK BSの新作アニメ『精霊の守人』の予告紹介番組に大いに興味を引かれたので
近くの図書館で借りて、1ヶ月かけて10巻全巻読破しました。大変楽しゅうございました。
うん、よかったよ。
ストーリーそのものは複雑な凝ったものではないし、だからすごくオモシロイかというと
ビミョーなんですが、そんじょそこらのラノベと格が違う。
ファンタジーかくあるべし!という創り込みです。
まず、原作者の上橋菜穂子氏が文化人類学者であられるとのこと。作中の人物の前近代の生活のリアルなこと! 常々思っていたのですが、魔法にせよ、冒険にせよ、竜も精霊も怪物も、棲んでいる架空世界がリアルでないと、こういった私たちの住む現実の世界にはいないものたちのリアリティがでないんだよね。
昨今のライトノベルの何がダメって、町から町へ旅している女の子が、髪にゆるくリボンを編みこんでいて、何の荷物も持たず、膝丈のスカートを穿いて、ぽっくりの靴履いてたりとかさ。まぁおそらく作者は、学校の遠足で高尾山登ったことくらい(つまり私と同程度)しかない経験で書いてんだよね、大して経験を膨らませもせず。
それがさー、上橋氏だと違うのよ。追っ手に追われて森の中を逃げるにしても、槍を使って戦うにしても、傷ついた苦しみや痛み、大怪我だけど、この程度では死なない。でも動けるようになるのに2週間かかる、とか。もう死にそう、傷口が腐ってきた、とか。登場人物たちの生きている感覚がすごくリアル。勉強にもなるし。
巻を重ねるごとにオモシロくなってくるので、アニメの方は1年かけて1巻の分だけしかやらないというのはちょっともったいない。監督も脚本も、原作に比べるとちょっと青いなーというカンジがするんですけどね、まぁオモシロいので観ています。どちらもお奨めです。
by emmylinn0514 | 2007-05-07 14:06 | 小説